ボートピア神戸新開地様

プロフェッショナルディスプレイ
ボートレースのさまざまな情報を効率的にお客様に提供しながら、スピード感にあふれる大迫力の実況映像も放映する4K UHD液晶ディスプレイを中心とした館内映像配信システムを導入。

導入の経緯

リニューアルを機に映像表示機器を全面更新。
ボートピア神戸新開地様は、主にボートレース尼崎、ボートレース住之江の場外発売場として1999年4月にオープン。2014年11月にリニューアルを行われ、当社製4K UHD液晶ディスプレイ30台を核とした館内映像配信システムを検討していただき尼崎市様より導入いただきました。

高画質な大画面映像に高い評価。
ボートピア神戸新開地様はオープン当初より、「お客様に迫力の大画面映像を提供して、レース観戦を満喫していただく」というサービスに強いこだわりをもって運営されており、今回のリニューアルにおいても、「大画面」と「高画質」は不可欠な条件でした。
複数ディスプレイでのビデオウォール構築も検討されましたが、レース実況映像の臨場感を特に重視したいという考えから、98V型大型液晶ディスプレイの導入を決定されました。
当社LQシリーズは、独自の画像処理技術(ディティールクラリティプロセッサー3)により、HD映像をさらに高画質で表示できることが高く評価されました。

ユーティリティの高さも採用のポイント。
今回のリニューアルに際して大きな目玉となったのが、1日最大で6箇所のボートレース場を放映するということでした。そのため、6場それぞれの展示航走やボートの調整状況、舟券のオッズなど、数多くの情報を的確にお客様に提供する必要がありました。LQシリーズは、1台のディスプレイに4つのHD映像を同時表示する「4入力マルチ画面表示」機能を搭載しており、多様な情報を効率よく掲示できる表示方法として、この点にも高い評価をいただきました。
これらのポイントを踏まえTH-98LQ70Jの採用を決定いただき、1フロア6台×5フロア(+予備1台)合計31台を導入いただきました。

写真:ボートピア神戸新開地様
ボートピア神戸新開地様
写真:レースのスタート前は多彩な情報を隈なく掲示。ディスプレイの下には小型のモニタ(民生テレビ・ビエラ)を設置して、放映されているボートレース場や締切時間を表示
レースのスタート前は多彩な情報を隈なく掲示。ディスプレイの下には小型のモニタ(民生テレビ・ビエラ)を設置して、放映されているボートレース場や締切時間を表示。
写真:1フロア6台の98V型液晶ディスプレイを5フロアに設置
1フロア6台の98V型液晶ディスプレイを5フロアに設置。
写真:98V型液晶ディスプレイの迫力ある映像
98V型液晶ディスプレイの迫力ある映像。

システムの紹介

複雑で種類の多い情報を効率良く、わかりやすく掲示。

  • ボートピアでは舟券を購入されるお客様に対して
  • さまざまな舟券のオッズ(購入した舟券が的中した場合に支払われる払戻金の倍率)
  • 各ボートの調整状況
  • ボートレース場の水面状況
  • 過去の競走成績
  • 展示航走(練習レース)

 

など、多彩な情報をわかりやすく提供する必要があります。また、これらの情報はレース開始直前まで絶えず変動するため、短時間で効率的に情報を掲示することが求められます。そこで、ディスプレイ1台に4つの映像を同時に表示できる「4入力マルチ画面表示」機能を使用することで、一度に多くの情報を提供しています。
またボートピア神戸新開地様では、最大で6箇所のボートレース場を発売するため、各ディスプレイの下に小型モニタを設置してボートレース場名を表示。お客様に一目でわかるように配慮したシステムを構築しています。

 

当社独自の画像処理技術で、大迫力の実況映像を表示。

LQシリーズに搭載の「ディティールクラリティプロセッサー3」により、HD画質のレース実況映像も、より高画質に表示。疾走するボートのスピード感や跳ね上がる水しぶき、波立つ水面の動きなど、ディテールも鮮やかに、忠実に再現します。

HD-SDI映像により長距離配信を実現。

館内映像配信システムはHD-SDI信号を中心に構築することで、映像信号の長距離伝送を実現。各フロアのディスプレイに送信され、SDI→HDMIビデオコンバータを介してディスプレイに入力されます。各ディスプレイには4つの映像信号が入力され、レース前には情報掲示(4画面表示)、レース中は実況放送(1画面表示)と切り替えて掲示しています。

写真:(左写真)レース前は「4入力マルチ画面表示」、(右写真)レース中は実況映像を1画面で表示
(左写真)レース前は「4入力マルチ画面表示」、(右写真)レース中は実況映像を1画面で表示。
写真:映像室に設置された確認用モニタには、広視野角の当社製55V型液晶ディスプレイを採用。
映像室に設置された確認用モニタには、広視野角の当社製55V型液晶ディスプレイを採用。
写真:サーバルーム内のラック
サーバルーム内のラック。

6場12レース分を全て表示

さらに1階受付横には、上下2台6セットが並列され1レースから6レースまでを上部、7レースから最終12レースまでの結果が下段の55V型液晶ディスプレイに表示されています。従来はスクロール表示での案内であったため、お客様の目的レースが表示されるまで待たなければなりませんでしたが、6場12レース分を全て表示する事が可能となり、お客様へのサービス向上につながりました。

写真:1F受付横に上下2台6セットが並列された55V型液晶ディスプレイ。スクロールを待たずに表示が可能となり好評を得ている
1F受付横に上下2台6セットが並列された55V型液晶ディスプレイ。スクロールを待たずに表示が可能となり好評を得ている。

ご担当者の声

新たに導入された4Kディスプレイによる、鮮明で迫力に満ちたレース映像や、精細で可読性の高い文字情報表示は、お客様からは大変好評で「きれいで見やすくなった。ありがとう」という言葉をいただき、「お客様に迫力の大画面映像を提供する」という強いこだわりを具現化することができました。
また、「4入力マルチ画面表示」を活用することで、映像・情報を一度にお客様に提供できる運用アイデアに、国内ボートレースの映像を一括管理・配信されている株式会社日本レジャーチャンネル様からも強い関心をいただき、実機デモなどをご覧いただきました。

写真:左より神戸新開地ビル株式会社 小山田取締役様、要場長様
左より神戸新開地ビル株式会社
小山田取締役様、要場長様

システム構成図

館内映像配信システム概略図
館内映像配信システム概略図。

主な納入機器 ソリューション

  • 4K UHD液晶ディスプレイ TH-98LQ70J×31台
  • 55V型液晶ディスプレイ TH-55LF6J×4台
  • 55V型液晶ディスプレイ TH-55AS650×15台
  • 47V型液晶ディスプレイ TH-47AS650×56台
  • その他