クールジャパンパーク大阪株式会社様

放送・映像システム &プロジェクター 「ライブエンターテインメントシステム」
ステージ演出から番組制作、放送まで、ライブエンターテインメントをトータルソリューション。

大阪に新たなエンターテインメントの発信地が誕生

2019年2月、新たな日本のエンターテインメントの発信地として、劇場型文化集客施設「クールジャパンパーク大阪」が大阪城公園に開業しました。「WWホール」「TTホール」「SSホール」と名付けられた3つのホールで、ミュージカルやコンサート、演劇、ダンスなど様々なジャンルのエンターテインメントが繰り広げられます。

「クールジャパンパーク大阪」WWホールエントランスの様子。

導入の経緯

高輝度・高精細プロジェクターによるステージ演出を、
12G-SDI対応の4Kカメラで撮影し12G-SDIスイッチャーでスムーズに番組制作

クールジャパンパーク大阪は劇場としての機能はもちろん、開催されたイベントを撮影して地上波テレビ局やBS/CS各局へ配信するためのスタジオサブシステムを備えています。「WWホール」「TTホール」「SSホール」の3つのホールで撮影された映像は、SSホール2階に配置したスタジオサブルーム「テレビ調整室」に集約され、3ホールすべての映像を1つのサブで収録・配信できるようになっています。
この全く新しい試みに、12G-SDI対応ライブスイッチャーAV-HS8300シリーズと、同じく12G-SDIに対応した4台の4KスタジオカメラAK-UC4000が導入されました。さらに、ホール演出に7台の3チップDLP🄬方式プロジェクター、3台の1チップDLP🄬方式プロジェクターを採用。 ミュージカル、コンサート、演劇、ダンスなど様々なジャンルの映像演出に、パナソニックのライブエンターテインメントソリューションが貢献しています。

「クールジャパンパーク大阪」テレビ調整室。
TTホールでは3チップDLP🄬方式プロジェクターRZ21Kなど3台を使ってプロジェクションマッピング。

システムの紹介

スムーズな4K/HD映像制作を実現

3ME/30入力で採用した12G-SDI対応ライブスイッチャーAV-HS8300シリーズは、4K、HDRから従来のHD映像制作まで幅広く対応可能。BSやCSの4K放送へ送出する際は4Kモードで、地上波へはHDモードで運用するなど異なるフォーマットが混在していても簡単に運用することができます。さらにBT.2020/709の変換もスマートに行えるため、イベントごとに異なる多彩な演出をサポートすることが可能です。今回は、関係者向けに開催されたオープニングイベントで音楽ライブを実施し、4K/HDR、4K/SDR、HDの3フォーマットで同時収録しました。

4台のスタジオカメラを3つのホールで共用

12G-SDIに対応した4KスタジオカメラAK-UC4000は4台採用。各ホールに装備したカメラパッチ盤の抜挿を行うのみで、どのホールでも持ち運んで使用することが可能です。AK-UC4000は4.4Kの大判センサーを搭載しHDR、BT.2020に対応。また、4Kを超えるサンプリングにより解像度2,000本を実現し、高感度、低ノイズ、広いダイナミックレンジを備えています。ホールに導入した高輝度プロジェクターでのプロジェクションマッピングも鮮やかに写し出すことができ、映像美を追求する様々な興行の撮影に対応します。

3MEで導入された12G-SDI対応ライブスイッチャーAV-HS8300シリーズ。
4KスタジオカメラAK-UC4000を使用して音楽ライブの様子を撮影。
VE卓では4式のリモートオペレーションパネル(ROP)AK-HRP1000を操作。
スタジオカメラはパッチ盤の抜挿により、3つのホールを可搬式で運用可能。

スタジオサブシステム構成


SSホール

座席数最大300席、スタンディングであれば約400~500人収容できるSSホールは、ステージと客席を自由にレイアウトできる空間となっています。 プロジェクターは、調整室にRZ970を1台設置し248インチ(投映サイズ5490 mm×3090 mm)のスクリーンに投写。スクリーンは常設ではなくイベント用の組み立て張り込み式を使用しています。SSホールはeスポーツの実施も視野に入れ、稼働式スタンドにセットされたディスプレイも10セット用意しています。

調整室からスクリーンへ向けて投写するRZ970。
SSホールのプロジェクター配置図

TTホール

全706席のTTホールはステージと客席の距離が近く、演者の細やかな表情や動きを目の前で観客に伝えることができる空間となっています。 プロジェクターは、ステージ正面にRZ21Kを、左右にはRZ970を1台ずつ設置。 左右部分はL字型のコンテンツを投影しており、正面から投影しているコンテンツとの組み合わせでステージ上の演出に立体感を出しています。

ステージ正面に向かって投写するRZ21K。
プロジェクションマッピングの操作画面。
ステージ前のホリゾントに投写するRZ970。
中継会場となったTTホールでの撮影風景。
TTホールのプロジェクター配置図

WWホール

1144席のWWホールではミュージカル、コンサート、演劇、ダンスなど様々なジャンルのエンターテインメントを上演。 プロジェクターは4K+の超高画質を誇るRQ32Kや、3万ルーメンを越える高輝度に対応したRZ31Kを導入しました。 RQ32Kはステージ正面に、RZ31Kは左右両サイドに、それぞれ2台ずつスタッキングして設置しています。 施設空間を最大限に活用したプロジェクションマッピングにより、世界に通ずるステージコンテンツの創造が可能となっています。

ホール中央に設置したRQ32K×2台。
ステージ前のホリゾントに投写するRZ31K×2台。
WWホールのプロジェクター配置図

導入を終えて

大阪から日本全土へ、そして世界へ。

大阪を元気にするために何かできないかという思いをきっかけに、5年ほど前からクールジャパンパーク構想を進めてきました。その後たくさんの方々のお力添えにより、当初想定していなかったような最新鋭の設備も整いました。 美しいプロジェクションマッピングで彩るショーはきっと多くの方を魅了するでしょう。 配信される番組は沢山のご家庭に笑いと感動をお届けできると思います。 音楽・演劇・笑い、あらゆるエンターテインメントをこの場所から発信し、日本全土、そして世界へ伝えていく劇場を目指し、クールジャパンパーク大阪は進化を続けていきます。

とにかく「使いやすい」の一言です!

今回、スタジオサブ設備の導入を担当しました。 機器選定に入ったのが1年半ほど前、ちょうど他社に先駆けてパナソニックさんが12G対応のスイッチャーを発売しようというときでした。 従来であれば4本の3G-SDIが必要となるところを、12G-SDIは非圧縮の4K映像を同軸ケーブル1本で伝送できるため、簡単運用を追求する上で非常に重要でした。 スイッチャーが12Gなので当然スタジオカメラも12Gにしたいと考え、AK-UC4000を採用しました。 実際使用してみると、4K映像制作でありながらHD制作に勝るとも劣らない使いさすさを実感しました。 異なるフォーマットのサイマル制作も可能なため、4K用のサブとHD用のサブに分ける必要もなく、コスト面で見ても大変助かりました。 様々なことに挑戦できる設備が整いましたので、クールジャパンパーク大阪ならではのエンターテインメントを、これから沢山の方に体験していただけたら嬉しいです。

クールジャパンパーク大阪株式会社
代表取締役社長
戸田 義人 様
株式会社よしもと
ブロードエンタテインメント
センター長
四藤 史郎 様

納入機器

12G-SDI対応ライブスイッチャー AV-HS8300シリーズ ×1式

12G-SDI対応ルーティングスイッチャー AV-WM8400シリーズ ×1式

12G-SDI対応ペリフェラル AV-PF8000シリーズ ×2式

4Kスタジオカメラ AK-UC4000 ×4台

カメラコントロールユニット(CCU) AK-UCU600 ×4台

リモートオペレーションパネル(ROP) AK-HRP1000 ×4台

3チップDLP🄬方式プロジェクター PT-RQ32KJ ×2台

3チップDLP🄬方式プロジェクター PT-RZ31KJ ×4台

3チップDLP🄬方式プロジェクター PT-RZ21KJ ×1台

1チップDLP🄬方式プロジェクター PT-RZ970JB ×3台

ズームレンズ ET-D75LE30  ×7台

ズームレンズ ET-DLE250  ×1台