パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社

FAソリューション生産工程管理システム
多品種変量生産を効率化するFAソリューションを導入。紙書類をデータ化し、タフパッドで一元管理することで、生産効率と作業精度が向上しました。

多種多様な法人需要に応えつつ更なる生産性向上を図るため
タフパッドによるFAソリューションを導入!

レッツノートやタフパッドなどの主力製品を生産している、パナソニック(株)ITプロダクツ事業部神戸工場。高品質で信頼性の高いものづくりや、きめ細やかなカスタマイズを実現し、高品質かつ最先端の製品を送り出すために、自社開発・国内自社生産にこだわり続けるパナソニックの重要拠点となっています。ここでは工場生産に必要な様々な情報を一元管理するFAソリューション端末として、タフパッドが活用されています。


導入の背景

神戸工場では、お客様のきめ細やかなご要望にお応えするため、生産品目をすぐに変更できるセル生産方式を採用し、お客様からの急な発注にも即対応できる多品種変量生産体制を構築しています。実装工程のエリアでは、毎日頻繁に機種切り替えが行われ、計画変更が生じても柔軟かつスムーズに対応することが求められています。
しかし、機種切り替えの際には、指示書等の紙書類を確認するために持ち場を離れなければならず、様々なロスや無駄な工数が発生したり、遅延やミスを引き起こしたりすることが、生産性向上にあたっての課題となっていました。

写真:工場風景
写真:工場風景

導入のポイント

  • 指示書等の紙書類を一元管理して現場で確認できること
  • Windowsベースの既存システムとの連携が容易であること
  • 生産現場で活用できる堅牢性・拡張性があること

導入のメリット

  1. 紙の指示書等を廃止してペーパーレス化を実現
  2. 現場で最新情報・指示を確認することでロスが軽減し生産性が向上
  3. 高いカスタマイズ性により様々な部門や工場に合わせた端末導入が可能

神戸工場では、多品種変量生産という体制を取っているため、毎日頻繁に発生する機種切り替えは、欠かせない作業の一つです。機種切り替え時には、生産計画、材料管理、品質管理、予防保全といったシステムとも連動するため、それぞれの担当者からの指示書などの紙書類が必要で、その準備や手順によって作業ロスが生じていました。 FAソリューションでは、紙書類を廃止してデータ化し、タフパッドで一元管理することで、機種切り替え時のロスが軽減され、作業効率が大幅に向上しました。紙書類をペーパーレス化することで作業工数が削減できただけでなく、結果として作業精度も高められたと考えています。

既存の生産管理システムがWindowsベースだったことも、Windowsタブレットであるタフパッド導入によるシステム改善を容易に実現できた、大きな要因だと思います。
また、オフィスとは違い製造現場では、使用するタブレット端末が堅牢であることも重要なポイントになりますが、タフパッドならその要件を十分に満たしてくれますし、バーコードリーダーを内蔵させるなど、カスタマイズ性が高いことも、現場での導入のしやすさにつながっていると思います。

写真:作業風景
写真:作業風景

写真:システム導入 Before/After

TOUGHPADを活用したこれからの展望

既存のシステムに追加する形でタフパッドの導入を検討・設計したのですが、導入したことによって当初の想定を超えたメリットがあったと実感しています。我々と同じように製造業の実装業務を担当している方々は、みなさん似たような問題や悩みをお持ちだと思いますので、業務改善の参考になれば幸いです。現在は実装工程のエリアでタフパッドを活用していますが、今後は他のエリアや他の工場でも展開したいと計画しているところです。

写真:パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 プロダクトセンター ソリューション製造チーム 八代醍文秀氏
パナソニック株式会社 AVCネットワークス社
ITプロダクツ事業部 プロダクトセンター ソリューション製造チーム
八代醍文秀氏

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