全日本実業団自転車競技連盟様
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ジャパンケーブルキャスト株式会社様

映像制作ソリューション「KAIROS クラウドサービス」
KAIROSクラウドサービスを活用して、人的、予算的に難しかったオリジナルチャンネルでの生中継に「ケーブル技術ショー2023」の場で初挑戦。多くの視聴者の注目を集め、ケーブルテレビ局での活用にも可能性を見出した。

課題

ケーブルテレビ局にさまざまな技術や情報を提供するジャパンケーブルキャスト様では、「チャンネル700」というオリジナルチャンネルでの生中継は数年来の課題だった。

解決策

KAIROS クラウドサービスを活用して、「ケーブル技術ショー2023」のブースで、生中継を実施。少ないスタッフで効率的に生中継ができたことで、自社のオリジナルチャンネルでの活用の目処が立っただけでなく、各ケーブルテレビ局での活用の可能性も広がった。

イベントでの経験を通じて、ケーブルテレビ局とコラボする可能性が大きく広がったと感じています。今後は、既成の枠に捉われず、さまざまなチャレンジをしたいと思います。

ジャパンケーブルキャスト株式会社様 営業本部コンテンツ営業部部長 岩浪 正純様
KAIROSクラウド事例 JCC様

背景

限られた予算、少ないスタッフの中、イベント会場での生中継に挑戦

ジャパンケーブルキャスト(JCC)様のオリジナルチャンネル「チャンネル700」も全国のケーブルテレビ局も限られた予算、少ないスタッフで制作を行っています。ただ、「生中継をやりたい」という思いはあり、KAIROS クラウドサービスの説明を受け、大きな可能性を感じていただけました。そこから、1度使ってみたいという思いが膨らみ、今回の「ケーブル技術ショー2023」のブースで、JCC様にとって初の試みとなる生中継に挑戦することに。KAIROS クラウドサービスを採用することになった決め手は、やはり手軽にできるところ。短時間で準備が可能で、小規模なスタッフ構成で中継が実現できることが初挑戦の後押しをしました。


システム活用の概要

コンパクトな機器構成で簡単に放送できるメリットを活かして、生中継を実現

KAIROS クラウドサービスは、一般のインターネット回線を使ってクラウド上で制作を行う仕組みです。運営担当者としても初めての経験だったため、ディレイの問題、通信環境、その周りの雑音などいろいろ心配事はあったそうです。しかし本番では特に問題が発生することもなく、放送はスムーズに進行。イベントに来られなかった方はもちろん、ブース設置のモニターを通して来場者にもパブリックビューイングのような形で興味を引くこともでき、大きな収穫を得ることができました。

ケーブル技術ショー2023で注目を集めた生中継。
ケーブル技術ショー2023で注目を集めた生中継。

導入後の効果

「ケーブル技術ショー2023」のブースも盛り上がり、ケーブルテレビ局の方からコラボなどいろいろなお話をいただいて大きな成果につながった

ジャパンケーブルキャスト株式会社様から評価いただいたポイントは、下記の3点です。これまでできなかった生中継を実現したことで、さまざまなメリットや可能性が生まれたことを高く評価していただきました。

①準備時間が大幅に短縮され最小限のスタッフで生中継ができるシステム

②スマートフォンの活用で誰でも手軽に臨場感のある撮影を展開

③タイムラグも問題ないレベルで操作性もスムーズ。機器の登録もカンタン


①準備時間が大幅に短縮され最小限のスタッフで生中継ができるシステム

通常、生中継を行うとなると、機材の多さや人のやりくりなど、とても大掛かりな準備が必要です。ところが、KAIROS クラウドサービスは必要な機材数が少ないため、準備時間が短く、効率的に準備ができました。「また、スタッフの数も驚くほど少なくできました。中継の現場が3名、会場から離れた場所にあるサブのスタッフが2名、それに放送、映像伝送を監視するスタッフが1名、合計の6名のチームで放送を行いました。殆どが中継に携わったことのないメンバーでの構成でしたが、それでも問題なく進行できました。私としてもわずか6人で中継を行ったのは初めてでした。」(ジャパンケーブルキャスト株式会社様 営業本部コンテンツ営業部 益田 英利様)

生中継の現場を担当するスタッフはわずか3名
生中継の現場を担当するスタッフはわずか3名。

②スマートフォンの活用で誰でも手軽に臨場感のある撮影が可能

小規模な会社では、生中継は無理なのではないかとずっと感じていたそうです。ところが、今回の「ケーブル技術ショー2023」のブースで実際に生中継を展開し、実現できることを証明できました。その結果、入場者の注目を集め、ケーブル局の方々にも興味を持っていただき、実際に具体的な質問や相談も受けたそうです。「これから、ケーブルテレビ局や我々の規模でも、手軽なiPhoneでの撮影とKAIROS クラウドサービスを組み合わせれば、企画の幅が広がることがわかり、とてもいい機会だったと思います。」(ジャパンケーブルキャスト株式会社様 営業本部コンテンツ営業部部長 岩浪 正純様)

iPhoneでの臨場感溢れる撮影
iPhoneでの臨場感溢れる撮影。

③タイムラグも問題ないレベルで操作性もスムーズ。機器の登録もカンタン

KAIROS クラウドサービスでは、クラウド使っていますが、ディレイが思ったより小さかったという感想をいただきました。また、カメラは一般のインターネット回線に繋げていたのですが、カクつくこともなく、スイッチングも押したらすぐに切り替わるため、操作性は問題がありませんでした。「機器の登録の際も、iPhoneは非常に登録しやすくて、一回登録してしまえば、あとは当日のインターネットの環境やIPアドレスの設定だけなので、大変便利だなと感じました。」(ジャパンケーブルキャスト株式会社様 営業本部コンテンツ営業部  益田 英利様)

サブでのスイッチング作業
サブでのスイッチング作業。

お客様の声

今回のイベントでの経験を通じて、各ケーブルテレビ局とコラボできる可能性が大きく広がったと感じています。今すぐにでも、JCCからケーブルテレビ局の皆さんに向けて、KAIROS クラウドサービスを使って、「こういうシステムでやりませんか」とご案内することができるようになりました。今まで考えられなかったことや無理だと思っていたことにも、これからはチャレンジしていけるのではないかと思います。

ジャパンケーブルキャスト株式会社 営業本部コンテンツ営業部部長 岩浪 正純様
ジャパンケーブルキャスト株式会社
営業本部コンテンツ営業部部長
岩浪 正純様
※所属は納入時のものです。

JCCは全国のケーブルテレビ局がお客様ですから、「ケーブルテレビ局との連携」が一つのキーワードになっています。今回の中継の実績によって、KAIROS クラウドサービスがあれば、全てiPhoneを使った中継で、ケーブルテレビ局で便利に使えるのではないかと思っています。準備にあまり時間を必要としない、iPhoneならだれでも使えるという点からすると、ごく簡単に全国の映像を集めてお客様であるケーブルテレビ局と連携でき、とてもコストパフォーマンスに優れた新しい中継ができるのではないかと期待しています。今回は、初めてということもあり、スイッチャーの構成などシンプルでオーソドックスなものを採用したのですが、実は、もっと汎用性があって、いろいろな番組づくりで幅広く使えることがわかりました。その意味で、このクラウドサービスは企画の幅を大きく広げてくれるのではないかと感じています。

ジャパンケーブルキャスト株式会社 営業本部コンテンツ営業部 益田 英利様
ジャパンケーブルキャスト株式会社
営業本部コンテンツ営業部
益田 英利様
※所属は納入時のものです。

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