写真:新宿ウォール456のデジタルサイネージ
写真:新宿ウォール456のデジタルサイネージ

株式会社ジェイアール東日本企画様

大型LEDビジョン『新宿ウォール456』
交通メディアの新しい可能性を拓く国内最大規模の大型LEDサイネージ。

課題

新しく開通した新宿駅東西自由通路に設置する空間演出・広告メディアには何がふさわしいか、が懸案だった。

解決策

国内最大規模となる長さ45.6mの大型LEDサイネージの導入で、新たな情報発信拠点を創造できた。
(放映開始は2021年5月)

新宿駅東西自由通路を一体的な空間としてコーディネートできたのは、パナソニックさんも含め各パートの方々が皆でゴールをめざして頑張っていただけた成果です。

株式会社ジェイアール東日本企画 交通媒体本部 デジタルサイネージ推進センター長 山本 孝様
※所属は納入時のものです。

背景

新宿駅東西自由通路にふさわしいメディアを創造したい

1日に約370万人もの乗客が行き交うJR新宿駅は、日本最大のターミナル駅の一つです。新宿駅周辺地域の利用客の回遊性を高めるため、東日本旅客鉄道株式会社は2020年7月に新宿駅東西自由通路を開通させました。そこは、かつて北通路と呼ばれた改札内の通路で、大型ポスターやパネルなどの広告スペースのあるエリアでした。開通した自由通路は改札外となりますが、旧北通路と同様に幅広い壁面スペースができました。この、新しい駅空間にふさわしく、斬新で新時代のメディアを創造する必要がありました。


導入した理由

大型LEDサイネージの実績と、安定したメンテナンス体制を評価

「新宿駅東西自由通路の媒体整備は、駅空間の環境を整える東日本旅客鉄道と、広告媒体を整備する私たちジェイアール東日本企画との共同プロジェクトで、空間演出を手掛けるデジタルアート集団も関わっています。昨今、駅や車両でサイネージが普及してきたこと、また空間演出担当のアート集団もサイネージを考えていたことから、方向性がまとまりました。パナソニックに決めたのは、大型LEDサイネージの実績があり、要求仕様の高いシステムを供給できるからです。さらに、大手ならではの安定したメンテナンス体制の安心感も決め手の一つです」(交通媒体本部 山本様)。


導入後の効果

コロナ禍でもスタートから満枠に近い稼働を実現

『新宿ウォール456』は高さ1,710 mm×横幅45,600 mm、国内最大規模の大型LEDサイネージです。多彩な映像表現が可能で、横幅一杯を使ったコンテンツや、画面をいくつかに分割したコンテンツを放映することもでき、音声を流すこともできます。『新宿ウォール456』とともに、39面の液晶ディスプレイの柱巻きサイネージ『J・ADビジョン』や天井面への演出照明などによる一体型の空間演出で、訪れるお客様にさまざまな情報発信ができます。「コロナ禍で緊急事態宣言下のスタートでしたが、放映枠はほぼ満枠の出稿をいただいています。交通広告は特にコロナ禍の影響を受けて売上を落としています。しかし、そんな中でも100%近い稼働を維持しているのは、『新宿ウォール456』の価値を広告会社様やクライアント様にご理解いただけているからではないかと思います」(交通媒体本部 山本様)

新宿駅の新たなランドマークとしての存在感が際立っている

横幅45,600 mmの長い画面は、通路の中でもひときわ目を惹き、立ち止まって写真に収める方もいらっしゃいます。人気マンガの最終巻が発売された際の記念告知は、テレビやツイッターなどで大きく取り上げられました。「一般のお客様のツイッターなどでは、“ずいぶん大きい“とか、”ジャック感ハンパない“といったお声をよく拝見します。存在感は際立っていますね。駅の方々には、” 新たな新宿駅のランドマークができた”と喜ばれている、と聞いています」(交通媒体本部 山本様)

駅を利用する方がたに空間演出で楽しんでいただける

「『新宿ウォール456』は広告媒体ですが、駅を利用する方々を楽しませる空間演出も企画しています。世界最高峰のデジタルアート集団「Moment Factory(モーメントファクトリー)社」を起用して、新宿をモチーフにしたアートや、季節や時間帯に応じて映像・照明・音響装置を使用し統一感のある演出を行うことで、これからの新しい都市景観をつくりだしていきます。」(交通媒体本部 山本様)


写真:15面の分割表示例
15面の分割表示例
写真:横幅45.6メートルの超ワイド画面
横幅45.6メートルの超ワイド画面
写真:季節ごと、時間帯ごとに異なる空間演出
季節ごと、時間帯ごとに異なる空間演出
写真:新宿駅の新しいランドマーク
新宿駅の新しいランドマーク

新宿ウォール456システムイメージ

新宿ウォール456システムイメージ

納入機器

新宿ウォール456

  • LEDデジタルサイネージ 高さ1,710 mm×横幅45,600 mm
  • 2K用LEDコントローラー ×15台

お客様の声

各パートの力が、結果的に1つの演出空間としてのコーディネートを実現

『新宿ウォール456』を中心とした演出空間づくりは、広告メディアとしての効果を追求したい私たちと、駅の価値を高めたい東日本旅客鉃道、そして芸術を極めたい、JRさんが起用したデジタルアート集団と、それぞれの思惑を集約する必要がありました。紆余曲折を経ながらも結果的に一体的な空間としてコーディネートできたのは、パナソニックさんも含め各パートの方々が皆でゴールをめざして頑張っていただけた成果だと思っています。(交通媒体本部 山本様)


※デジタルサイネージアワード2021グランプリ受賞

株式会社ジェイアール東日本企画様、東日本旅客鉄道株式会社様が、本事例の『新宿ウォール456』、『J・ADビジョン新宿駅東西通路』でデジタルサイネージアワード2021においてグランプリを受賞されました。

https://digital-signage.jp/openevent/award/2021winner/


導入事例 大型LEDビジョン「新宿ウォール456」 カブシキガイシャジェイアール東日本企画様

今後の展望

地域との連携をはじめ、今後の広がりが楽しみ

今後は、さまざまな企画で地域と連携するなど『新宿ウォール456』を活用しながら実現していくのかなと思います。今後、45,600 mmでしかできない表現が現れるとか、この空間を活用した新たな企画が実現するとか、どんな広がりを見せてくれるか楽しみです。広告主様のニーズ次第で多彩な活用ができるというのは、大型ディスプレイの強みだと思います。(交通媒体本部 山本様)

写真:山本 孝様
株式会社ジェイアール東日本企画 交通媒体本部 デジタルサイネージ推進センター長 山本 孝様
※所属は納入時のものです。

お客様紹介

「伝わる」コミュニケーションを達成させるために――

クライアントの皆様のコミュニケーション課題に対して、最適なソリューションを提供することを通じて、より豊かな社会生活の実現に貢献することを経営理念に掲げるジェイアール東日本企画様。マスメディアや、生活者のリアルシーンで接触可能なOOHメディアなど、様々なメディアを常にニュートラルに捉え、「伝わる」コミュニケーションの達成に日々取り組んでいます。

写真:新宿ウォール456
新宿駅東西自由通路の『新宿ウォール456』