海洋冒険家 白石康次郎 様

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過酷な外洋ヨットレースでは情報が命運を握る。 過酷な環境下でも使い続けられるタフブックがサポート。

1994年に26歳の若さで、ヨットで単独無寄港無補給世界一周を成し遂げ、当時の史上最年少記録を樹立された白石康次郎さんは日本が誇る海洋冒険家。3回の単独世界一周の他、数々の外洋ヨットレースでも活躍されています。

海と自分しかいないような大自然を舞台にする過酷な外洋ヨットレースでは、今ある情報を最大限に生かしてリスクを回避することが重要になります。その重責を担うのが、12.0型頑丈デタッチャブル(着脱式)※&コンバーチブルPCのTOUGHBOOK CF-33です。白石さんの愛艇、スピリット・オブ・ユーコーの操舵室(計器類やモニターが多数設置された船室)には、タフブックが備え付けられ、航海をするために欠かせない存在となっています。「僕が世界一、過酷にタフブックを使っているよ!」。世界の最高峰に挑み続ける冒険家が、自然の脅威と隣合わせのレースで、タフブックをどのように活用しているのかをお聞きしました。

※デタッチャブルPCとは、キーボード部分とモニター部分を取り外してタブレットとしても、ノートPCとしても活用できるPCです。

タブレット部分を取り外し甲板で作業をする白石さん。

海洋冒険家
白石 康次郎 さん

過酷極まりない外洋ヨットレースに使い続けられる頑丈さと利便性

世界で最も過酷と言われている外洋ヨットレースをご存知ですか?白石さんが挑戦する「ヴァンデ・グローブ」は4年に1度開催され、風だけを原動力に80日~120日もの長い間、一度も寄港せず、たった一人で世界一周を目指すヨットレースで、ソロレーサーの頂点といわれています。フランスの大西洋岸のヴァンデ県レ・サーブル=ドロンヌの港を出発後は、一度も上陸することも、海上で補給を受けることもなく、帆走し続けなければなりません。このような過酷極まりない状況のため、高度な情報処理能力とベストな判断が生命にかかわるまさに「命綱」になるのです。

また、過酷な環境下であることは、レーサー本人だけでなくPCにとっても同様で、激しい振動や異常に高い湿度、極端な温度変化がつきまといます。そこで、こうした環境にも耐えられるタフなPCの存在が必須となってきます。12.0型頑丈デタッチャブル&コンバーチブルPC TOUGHBOOK CF-33は耐落下・耐衝撃性能、MIL-STD-810G準拠の耐振動設計、IP65準拠の防塵・防滴設計や耐温度環境性能を備えており、極限の勝負に挑む冒険家にとっては不可欠なPCです。また、CF-33はデタッチャブル(着脱式)タイプなので、ヨットの外にも持ち出せ、しかもグローブをはめたままタッチ操作ができることも端末選びのポイントになったそうです。

頑丈で使い勝手がよいだけでなく、十分な電源がとれないヨットという環境では長時間駆動も重要なポイントとなり、CF-33はそれらを満たしていると評価をいただきました。

激しい揺れや波しぶきが当たり前の環境の外洋レース。

導入のポイント

  • ポイント1 激しい揺れ、波しぶきに耐えられる耐落下・耐衝撃性能や防滴設計
  • ポイント2 タブレット部を取り外せるので船外活動にも役立つデタッチャブル(着脱式)タイプ
  • ポイント3 十分な電源が確保できないヨットでも安心して使用できる長時間駆動

導入のメリット

激しい揺れや温度変化、波しぶきなど過酷極まりない環境にも耐えるタフブック。

● 氷点下から40℃超えまで極端な温度変化でも動作。

ヨットは船体を傾けて走るため、水平になることはほとんどありません。さらに荒波の中を進むため、つねに衝撃を受けながら進みます。過酷なのは揺れだけではなく、海面が近いため激しい波しぶきを被ることや船室内の異常な湿度の高さに苦しむこともあります。また、温度変化にも悩まされます。赤道周辺を走るときは40℃を超す暑さですが、南氷洋では氷点下になることもあります。このような過酷な状況下でも故障せずに使い続けられる端末として、12.0型頑丈ノートPC TOUGHBOOK CF-33を白石さんは選択しました。「僕と一緒に激しい振動に耐え、湿度に耐え、温度の変化に耐えてくれる。そんな端末はタフブック以外には考えられませんね。他の選手も多くがタフブックを使っていますよ」。

● 港にヨットを着けるときなどにデタッチャブル(着脱式)が活躍。

ノートPCを操舵室に固定してしまうとその場所以外で使えないというデメリットがあります。ですが、デタッチャブル(着脱式)タイプのCF-33は、タブレット部を取り外すことが可能なため、必要なときは取り外して携行することもできます。
「港にヨットを着けるときなどは肉眼で周囲の状況を確認しながら、モニタのGPS情報も確認してヨットを動かします。そのようなときにデタッチャブルタイプは便利ですね。グローブをしていてもタッチ操作ができるし」。
CF-33以外にも、船室外では機動性に優れた5.0型頑丈ハンドヘルドFZ-X1を利用することも多いそうです。「軽さというのは意外に重要で、重いと持ち出すことが面倒になる。その点、ストレスなく持ち運べる軽量タイプがあって良かったと思うことが多いです」。

● 充電がしにくい状況でも長時間駆動が実現。

ヨットの中には十分な電源を確保しづらいため、長時間駆動できる点はタフブックの魅力の一つ。
より早くヨットをゴールへと近づけるベストな判断を行い続けること。白石さんはそのために気象情報と自艇の情報を解析してナビゲートする、セーリングソフトをフル活用しています。「アメリカとヨーロッパの2つの気象会社が天気図を1日2回更新しているので、その都度衛星通信でダウンロードして、PC上でその両方の情報とヨットの進路・速度・状態を照らし合わせて、最適な航路を考えるんです」。
この大事なダウンロード作業中にバッテリーが切れてしまったら、目も当てられません。CF-33のタブレット部には取り外し可能なバッテリーを2つ搭載しており、約12.5時間駆動を実現。バッテリーを1つずつ交換すればホットスワップも可能。
長時間駆動が可能な点もタフブックを使い続けている理由だと価値を認めてくれていました。

※JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による駆動時間。バッテリー駆動時間は動作環境・液晶の輝度・システム設定により変動します。満充電容量を段階的に制御してバッテリーパックを長寿命化しています。

  • 導入メリット1 厳しい環境に耐える端末で最適なコース選びが可能に
  • 導入メリット2 着港時にGPS情報と肉眼のダブルチェックが可能
  • 導入メリット3 衛星通信からのダウンロードや情報解析が安心して行える
船室外での作業は取り外して使えるデタッチャブル端末CF-33が重宝。
グローブを着けたままでタフブックを操作。
持ち運びに便利な軽量端末として 頑丈ハンドヘルドFZ-X1も活躍。

TOUGHBOOKを活用したこれからの展望

ヨットレースを通じて、日本を明るく、元気にしたい。その想いを洋上のタフブックから発信。

まさしく世界一過酷にタフブックを使われている白石さんですが、もう一つ、大事なことにタフブックを利用されています。それは、ヨットから世界、応援してくれるファンやスポンサー、チームの仲間たちへの情報発信です。SNSへの日々の投稿やメディアの生中継などを通じて、ありのままの自分の状況を伝えることに意義を感じる白石さんはこう語ります。
「僕はヨットレースを通して、日本を明るく元気にしたいと思っています。過酷な環境で頑張っている姿を見せることで、誰かが自分も頑張ろうと思えるかもしれない。僕の残した詳細な航海記録を辿って、冒険を夢見る若者が世界一周を仮想体験できるかもしれない。そういうことを考えて、どんな辛いときでもヨットから笑顔でリアルな情報を発信し続けているんです」。

白石さんのSNSからはタフブックを活用してレース中の画像や映像などが世界に配信されています。
さらに白石さんはタフブックで面白いことを構想中のようで、例えばジャイロセンサー※をヨットにつけ、その情報をタフブックに取り込んで配信、すると違う場所にあるダミーのヨットが同じように揺れるという仕組み。そうすれば陸にいる子どもたちが白石さんのヨットと同じ揺れを体験し、一緒に航海を楽しめるというアイデアを披露してくださいました。

※「角速度センサー」とも呼ばれ、回転や向きの変化を検知するセンサーのこと。
注1)本製品の耐衝撃・耐振動・防塵・防滴・耐環境性能は、無破損・無故障を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
注2)タフブックは塩害対策を施しておりません。


導入インタビュー

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導入機種

12.0型頑丈デタッチャブル&コンバーチブルPC
TOUGHBOOK CF-33

5.0型頑丈タブレット
TOUGHPAD FZ-X1


イメージ