睦建設株式会社様

快測ナビ
業界初・デジタルの「見えない水糸」で、現場をスマート施工。着工前の準備から施工後の出来形確認までを効率化。工期を4分の3に短縮。

業界初・デジタルの「見えない水糸」で、現場をスマート施工。
TOUGHPADの耐久性とハイスペックが実現した現場革新。

千葉県を拠点として、土木工事業、ほ装工事業などの建設業務を幅広く請け負う睦建設様。日頃から建設業務の効率化を推進する同社は、土木施工管理システムのシェアNo.1である建設システム様と協同し、TOPCON社の計測ツール「LN-100(杭ナビ)」と連動して現場施工を支援する「快測ナビStd」(以下、快測ナビ)を開発されました。その動作推奨機種として頑丈5型ハンドヘルドTOUGHPAD FZ-X1を選定いただき、2015年9月から快測ナビとセットで建設現場で運用。施工の手間を大幅に削減できるこのコンビは、情報化施工の観点からも、今注目を集めています。

睦建設株式会社
専務取締役 石井 勇人 様
株式会社建設システム
取締役 建設ICT研究部 部長 土屋 義彦 様
従来では難しい任意の法面上の出来形確認もプリズムを置くだけ。今後進む「i-Construction」の面管理にも対応。

導入の背景

現場監督の負担減と作業員のモチベーションアップを目指し、
現場施工を支援するデジタル端末を導入。

今回、睦建設様がTOUGHPAD FZ-X1による現場施工の効率化によって目指したのは、現場監督の負担の軽減と施工にあたる作業員のモチベーションアップでした。従来の一般的な土木・ほ装などの工事現場では、作業員は図面を持たず、施工のガイドとなる「丁張り」と「水糸」を目印に施工を行います。しかしこの方法は作業員にとって「完成形がつかみづらい」という問題がありました。また、カーブのある施工などでは作業員が現場監督に現在位置を確認する「丁張り」の頻度が増加。現場の負担になっていたと睦建設の石井様は語ります。

「丁張りの度に現場監督がその場で測量計算しなければならず、作業員の待ち時間ができたり、現場監督が不在で作業が止まるなどの問題がありました。一方、現場監督から逐一指示を受ける作業員は、どうしても自分の手で作った実感が薄くなり、仕事へのモチベーションも上がりません。私自身、初めて一つの現場を仕上げたときは非常に達成感を感じましたから、作業員にもそのやりがいが感じられるよう現場を変えたいと考えました」。そんな石井様の想いを受け、建設システム様は、睦建設様のアドバイスと現場検証をしながらリアルタイムな3次元位置出し可能なシステムの開発に着手。TOPCON社の計測器と連携し、現場のどこでも自分の位置を手元の端末で確認できるシステム、快測ナビを開発されました。

建設業界初となるこのシステムの推奨端末にFZ-X1を選ばれた理由を、建設システムの土屋様はこう仰います。「屋外の建設現場での長時間使用が前提ですので、現場に適した頑丈さと熱への耐久性、連続使用に耐えられるバッテリーの持ち時間は重視しました。また快測ナビはリアルタイムで測量計算を行うためCPUの性能も相応のものが必要です。この点について他社製品も比較した上で、FZ-X1が最もふさわしいと考えました」。


導入のポイント

  • 衝撃や水・熱に強い、現場に適した頑丈性能
  • 施工中の連続使用に耐える大容量・交換可能なバッテリー
  • 3次元設計データ計算・3D-CADデータも扱えるハイスペックなCPU

導入のメリット

着工前の準備から施工後の出来形確認までを効率化。
FZ-X1と快測ナビで工期を4分の3に短縮。

  1. スマート施工による人件費の削減
  2. 丁張りを簡略化しても確実な施工と工期短縮を実現
  3. 現場作業員のモチベーションのアップ

睦建設様では、快測ナビをインストールしたFZ-X1を、2015年の9月から現場で使用されています。睦建設の石井様によれば、導入の効果として、施工時の人員を3人から1人に削減。道路工事なら通常1カ月程かかる規模の工事で、工期を約4分の3にまで短縮。FZ-X1と快測ナビで、施工の手順が変わったことが要因と仰います。

具体的には、施工前は事務所で作成した3次元設計データをクラウドサーバー経由でFZ-X1に取り込み。現場では計測器杭ナビを設置し、同機と通信するFZ-X1(快測ナビ)をピンポールに取り付け、任意の位置に置くと、FZ-X1(快測ナビ)の画面上にリアルタイムに計画の横断形状が表示され、どこでも位置出しが可能になります。これにより、事務所での測量計算が省略でき、着工前の現況測量も大幅に簡略化。また簡単な掘削などの作業なら、丁張りと水糸なしでも、快測ナビの案内に沿って作業を進められるようになりました。作業員の方からは「まるで“見えない水糸”が張られているようで便利」と好評で、今ではどの現場でも手放せないといいます。複雑な施工では丁張りを設置しますが、設置は必要最低限。設置の手間が減り、また作業の障害物ともなる丁張りや水糸が減って施工がスムーズになったことで、全体の工期短縮が実現しました。

施工スピード向上に加え、品質を均一化できたことも導入後の大きなメリット。従来は作業員の経験や感覚に頼っていたカーブの施工が、FZ-X1(快測ナビ)で単曲線や複雑なクロソイド曲線も簡単な確認作業で施工できます。睦建設様では、このようにFZ-X1(快測ナビ)を使ってより高度な施工を行う作業員を「テクニカルスタッフ」と位置づけ、作業員のステップアップを促進。石井様は、歴然とした成果が見られると語ります。

「以前より自分で仕事の段取りを組みやすくなり、動きやすくなったのでは、と思います。実際、仕事が楽になったという声も聞いています。自らその日の段取りを提案するようにもなり、仕事への取り組み方が明らかに変わりましたね」。

睦建設様では、現場での位置出しのほか、構造物設置時の位置ナビ、法面成形作業ナビ、路面仕上がり高確認ナビ、出来形確認など、ありとあらゆる現場施工をFZ-X1と快測ナビで効率化しています。中でも出来形確認については、将来的に建設業界のスタンダードとなることが見込まれている「i-Construction」の面管理への対策としても非常に有効、と建設システムの土屋様は仰います。

「現在は、測点のみの仕上がりを確認していますが、将来的には面単位での確認が必要になります。従来の計測方法を用いて確認するには大変な手間と時間がかかりますが、快測ナビならどこでも任意の点ですぐに計測が可能。i-Constructionの導入にも充分に対応できると想定して、システム開発を行いました」。

こうしたさまざまなメリットがある「リアルタイムの位置ナビ」という、画期的なシステムが業界で注目を集めていますが、システム開発を担当した建設システムの土屋様はFZ-X1の性能あってこその実現と仰います。
「TOPCONの杭ナビが従来の測距スピードから4倍の測距スピードを実現し革新したことから、その測距スピードに対応できる性能と、ハードな使用にも耐えられるハンディ端末の存在が重要でした。その点、FZ-X1はCPU性能はもちろん、Wi-Fiでの機器連動もスムーズで、快測ナビを快適に運用できます。また、快測ナビは使用時にデータ通信と演算を常時行うためか、端末本体が熱を持ちやすいのですが、FZ-X1は他端末より熱を持ちにくく、その点でも選んで良かったと実感しています」。
また、現場での使用実感として、睦建設の石井様からは、雨天時に手が濡れたままでも画面を操作できる「水濡れ操作モード」が便利というお声もいただきました。

事務所で2次元のCAD図から3次元設計データを制作。このデータをFZ-X1に取り込み、現場での位置確認に利用。
快測ナビの「どこでもナビ」操作画面。プリズムが置かれた場所の位置、高さが一目で分かる。

TOUGHPADを活用したこれからの展望

カメラ機能や、Wi-Fiの活用で、現場をさらに効率化。
「作る愉しさ」を感じる現場へ。

睦建設様では、快測ナビのほか、将来的にはカメラやWi-Fiをより活用したいと仰います。

例えば、作業員が現場の写真を撮影して事務所に送り、現場監督が事務所にいながら指示を出したり、また、電子納品用の写真をFZ-X1で撮影し納品することを希望されています。FZ-X1による効率化の推進で、睦建設様と建設システム様が目指すのは、業界の人手不足への対策です。今後、「快測ナビAdvanced」の開発を構想されている建設システム様は、その目標をこう語ります。

「作業員の方には元々、もっと良いものを作りたい、といった“職人気質”や“職人魂”を持った方が多いはず。快測ナビで業務負担を軽くし、その“職人魂”をかきたてていくことで、建設業界を盛り上げたいというのが私たちのシステム開発の目標です」。

一方、睦建設の石井様は、
「建設業は依然として、汚い、きつい、というイメージが強い仕事です。後継者を確保するためにも、建設の仕事を二つの意味でもっと楽にしたいと考えています。一つは負担を軽く、もう一つは作ることを愉しむという意味で。今後も効率化を進め、“作る面白み”が感じられる現場にしていきたいです」
と、今後の抱負を語られました。


導入機種

頑丈5型ハンドヘルド TOUGHPAD FZ-X1

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  • 製品名 : 快測ナビ Std
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