南海電気鉄道株式会社様 なんばガレリア

フラットディスプレイ 「大型デジタルサイネージ」
ミナミに新たなランドマーク『NAMBA GALLERIA TWIN VISION』が誕生。

長らく「ロケット広場」の愛称で親しまれ、リニューアルによって2009年10月に生まれ変わった、B1から8Fまでの高さを吹き抜ける大空間『なんばガレリア』。一日平均約77万人が行き交うなんばエリアのうち、「南海なんば駅」の、中央改札から地下鉄や各私鉄、百貨店をはじめミナミの街への動線がいくつも伸びる“ターミナルエリア”ここに、南海電気鉄道株式会社様は大型デジタルサイネージを設置されました。


導入の経緯

絶好のロケーションを活かす大型サイネージ

2009年10月に『なんばガレリア』としてオープンして以降、「大型グラフィックボード」「なんばピラー」「ビッグスクリーン」「天吊りバナー」といったグラフィックの広告媒体は備えられており、それら全てを独占する“ガレリアジャック”も人気を博していました。その最良のロケーションとそれに伴う通行量、エリア形状などから、映像・動画を投影する大型デジタルサイネージスペースをそろそろ設けてもいいのではという声が社内外から上がるようになり、検討を始められました。

写真:B1から8Fまでの高さを吹き抜ける大空間『なんばガレリア』に設置した大型サイネージ

システムの紹介

国内の駅で最大級のデジタルサイネージ

もともと大型グラフィックボードとして利用されていた横長のスペースを、映像メディアとしてどのように展開するか、という与件については「耐荷重など、設置環境から導き出される条件を満たすと同時に、コンテンツを限定しない汎用性を備えたものにしたいと考えていました」(井置様)。広告出稿や映像提供を行う企業としての視点からも検討された結果、55インチ32面(縦4×横8)が2基並ぶ計64面の、国内の駅では最大級のデジタルサイネージ『NAMBA GALLERIA TWIN VISION』(なんばガレリアツインビジョン、以下『NGTV』)が誕生しました。

どの場所から眺めてもムラなく鮮明な画質

試行錯誤を重ねた結果、最終的に採用されたのは液晶ディスプレイ・TH-55LFV60J。「『なんばガレリア』は屋根がありながら自然光も入る半屋外のような空間であるため、実際に試していく中で、いろいろな媒体を検討しましたが、このロケーションにおいては、液晶ディスプレイが最適な選択肢となりました」さらに「多くの動線が交差する場所にあることから『NGTV』はさまざまな角度から観られるわけですが、正面から見たインパクトもさることながら、真横に近い位置からもムラなく鮮明に見えることには驚きました」(竹田様)とご満足いただけているようです。

“パッケージ”での導入だから安心

また、合わせてデジタルサイネージシステム「AFFICHER? (アフィシエ)」を導入することで、配信管理などのオペレーションを、クラウドを介してモバイルパソコンなどからの遠隔操作も可能になっています。「『NGTV』は公共の場にあるわけですから、常に万が一の状況に備えておく必要がありますので、どこからでも速やかに対応できるアクセス環境の構築は欠かせません。機器のみならずシステムまで“パッケージ”でご提案いただき導入できたことは、業務に臨むうえでとても安心感がありますね」(井置様)。

写真:アンチリフレクション処理により自然光の反射を低減し、鮮明さを維持
アンチリフレクション処理により自然光の反射を低減し、鮮明さを維持。
写真:耐荷重や画角を考慮し、縦4×横8の計32面で構成されるワイド画面
耐荷重や画角を考慮し、縦4×横8の計32面で構成されるワイド画面。
写真:動画・静止画のマルチスクリーン時も自動補正でなめらかに表示
動画・静止画のマルチスクリーン時も自動補正でなめらかに表示。
写真:真横に近い位置からでも輝度・色が変わることなく見えるIPS液晶パネルを採用
真横に近い位置からでも輝度・色が変わることなく見えるIPS液晶パネルを採用。
写真:設置場所マップ
設置場所マップ

今後の展望

沿線の、日本の魅力をここから発信

完成前から多くの問い合わせが寄せられたそうで、「『NGTV』ができたことで、イベントとの連動をはじめ、これまで以上のプロモーションが可能になったと思います。今後は、沿線の魅力をもっと伝えていきたいと考えていますし、この“なんば”は関西国際空港に降り立つ海外の方をお迎えする玄関口でもありますからから、より多くの人々に大阪・関西を、ひいては日本をPRできる場にしていければと思いますね」(竹田様)。


主な納入機器 ソリューション

  • マルチスクリーン対応液晶ディスプレイ TH-55LFV60J ×64台