写真:大型センタービジョン
写真:大型センタービジョン

沖縄市様 沖縄アリーナ

総合演出システム
国内最高レベルのスポーツエンターテインメントを―。 最新技術を使った大迫力の演出で興奮と驚きを届ける。

課題

映像・音響・照明が一体となった迫力あるエンターテインメント空間をつくりたい。

解決策

高度な演出が小人数でスムーズに行える総合演出システムを構築。

センタービジョンやリボンビジョンの映像、スピーカーの音響や照明演出など、各機器を連動させることで一体感が生まれ、これまでにない興奮や熱気づくりに役立っています。

沖縄市長 桑江 朝千夫様

背景

“観る”ためのエンターテインメント施設で大迫力のスポーツ観戦を

2020年2月、沖縄市様は、収容人数1万人規模を誇る多目的施設「沖縄アリーナ」を完成させました。沖縄市をホームタウンとする「琉球ゴールデンキングス」のBリーグ公式戦をはじめ、各種スポーツや様々なライブイベントが開催される沖縄アリーナは、「観客の高揚感を高め、会場全体で感動を共有できること」を目指し、数々の技術を投入して建設されました。競技者視点でつくられた体育館ではなく、“観る”ためのエンターテインメント施設となるよう、映像・音響システムを駆使して大迫力の演出空間を構築。バスケットボールの本場NBAのような興奮を日本で体験できると大きな話題を呼んでいます。


システムの概要

高品質な映像・音響機器を生かした総合演出システムをご提案

国内に類を見ないアリーナをつくるために、来場者が驚くようなかつてない演出技術が求められました。そこで、アリーナ中央には約510インチの立体大型映像表示装置を吊り下げ、観客席には全長約228mのリボンビジョンを設置。演出素材や会場全体を撮影したカメラ映像、4Dリプレイの映像など、様々なコンテンツを映して観客を盛り上げます。また、アリーナ天井には39台のスピーカーと34台のサブウーハーを設置し、迫力ある音響演出を実現。さらに、それらの映像・音響システムを照明とも連動させ、一括で制御可能な次世代型総合演出システムを構築しました。


導入後の効果

熱気と興奮を呼ぶ、迫力の映像・音響システム

アリーナ中央でひときわ存在感を放つ大型センタービジョンは、6.25mmピッチの高精細LEDパネルを4面使用して製作され、面と面の間の繋ぎ目をなくすことでシームレスな映像表示を実現しています。観客席を一周するリボンビジョンと連動させた大迫力の演出により、琉球ゴールデンキングスの試合では会場全体がオープニングセレモニーから熱気に包まれています。また音響システムは、プロオーディオシステムRAMSAの38cm2ウェイスピーカーを39台、46cmサブウーハーを34台設置し、高音と低音がダイナミックに響き渡る音響空間を構築。RAMSA専用のシミュレーションソフトPASDを使用して綿密に音場設計を行い、スポーツエンターテインメントならではの迫力ある音響を実現しました。

写真:大型センタービジョン
幅11.25m、高さ6.25m、奥行5.5mの大型センタービジョン。可動式となっており、アリーナ上部に収納することはもちろん、スポーツであれば競技ごとの見やすい位置に、ライブイベントであれば舞台セットに合わせた位置に、自由に移動することができる。

写真:リボンビジョン
観客席を一周するリボンビジョン。
写真:スピーカーWS-HP400
アリーナ天井に39台設置されたスピーカーWS-HP400。
写真:4KリモートカメラAW-UE150
ゴールの裏側には4KリモートカメラAW-UE150を設置。ダンクシュートの様子などを大迫力に撮影する。

高度な演出が少人数で簡単に行える総合演出システム

映像・音響・照明の全ての演出機器は、アリーナ上部につくられたコントロールルームから一括で制御することが可能です。沖縄アリーナで行われているような高度な演出を実施するためには、従来であれば何人ものスタッフが必要となりますが、本システムは事前に仕込みをしておくことでスタッフ1名でも対応できるようになっています。スコアボードや選手情報、応援映像やカメラ映像など、センタービジョンをはじめ館内すべてのディスプレイに1台のタッチパネルから簡単に表示させることができます。


写真:映像表示システムがタッチパネルで簡単に切り替え可能な操作端末
センタービジョンやリボンビジョンの他、会場内すべての映像表示システムがタッチパネルで簡単に切り替え可能な操作端末。
写真:リモートカメラAW-HE75
アリーナ内4か所に設置された光学30倍ズームが可能なリモートカメラAW-HE75。
写真:AJ-PX380G
選手入場の撮影などで活躍するAJ-PX380G。ワイヤレスカメラなのでどこでもすぐに撮影可能。
写真:ライブスイッチャーAV-HS6000
コントロールルームに設置されたライブスイッチャーAV-HS6000。64入力×64出力で入出力の多いライブ中継などにも対応できる。
写真:セキュリティカメラ
来場者の安心・安全を守る、館内のセキュリティカメラも導入。
写真:WV-S1531LN
屋外ハウジング一体タイプのネットワークカメラWV-S1531LN。

システム概要

納入機器

  • 大型映像表示装置(センタービジョン・リボンビジョン)
  • 総合演出システム ×1式
  • スタジオカメラシステム AK-HC5000他 ×1式
  • メモリーカード・カメラレコーダー AJ-PX380G ×1台
  • メモリーカード・カメラレコーダー AW-UE150 ×4台、AW-HE75 ×4台
  • リモートカメラコントローラー AW-RP150GJ ×1台
  • 2MEライブスイッチャー AV-HS6000 ×1台
  • RAMSA 38cm2ウェイスピーカー WS-HP400 ×39台
  • RAMSA 46cmサブウーハー WS-HP480 ×34台
  • RAMSA デジタルパワーアンプ WP-DM948 ×19台

お客様の声

興奮や感動の体験を届け、夢をかなえる場所に

センタービジョンやリボンビジョンの映像、スピーカーの音響や照明演出など、各機器を連動させることで一体感が生まれ、これまでにない興奮や熱気づくりに役立っています。今後も様々なスポーツ興行やコンサートなどでの活用を予定しており、沖縄アリーナでの感動を支える最先端の技術として、大きな可能性を持っていると考えております。沖縄アリーナでは、2022年には国内のトッププレイヤーが一堂に集う「バスケットボールBリーグオールスターゲーム2022」が、2023年には世界のトッププレイヤーが一堂に集う「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の開催が決定しております。これまで県外に行かなければ観ることができなかった試合や、トップレベルのプレーを間近で観られるチャンスが生まれ、未来を担う子どもたちに大きな夢と希望を与える施設になると確信しています。また、市民・県民の皆様をはじめとする多くの方々に、興奮や感動の体験を届ける場所になることでしょう。

写真:桑江 朝千夫様
沖縄市長
桑江 朝千夫様

お客様紹介

世界に誇るエンターテインメント施設を建設

1996年にスポーツコンベンションシティを宣言し、スポーツ交流のまちづくりを推進してきた沖縄市様。沖縄県内外はもとより、外国からも誘客を図り、滞在型観光の拠点施設としての役割を担うべく、中心市街地に近接するコザ運動公園内に沖縄アリーナを建設しました。


写真:沖縄アリーナ外観
沖縄アリーナ外観
地図

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