立命館大学様 大阪いばらきキャンパス

キャンパスICTシステム
新キャンパス全体にICTシステムを導入。

導入の背景

立命館大学様は、2015年4月に新しく「大阪いばらきキャンパス」を開設されました。京都府に「衣笠キャンパス」、滋賀県に「びわこ・くさつキャンパス」に加えて、ビジネスの大拠点都市である大阪府での新展開として開校を決定されました。

新キャンパスは地域社会との連携拠点として、都市に集積する多様な人材や組織をつなぐ都市共創を促進し、知と知をつなぐアジアのゲートウェイとなることをコンセプトとしています。

また、今日の学習環境や社会的ニーズの変化に対応したICT環境の構築を目的に、現在、教育現場に求められている「何をどのように学び、成長するのか」という学習者を主軸とした教育。つまり「教えられる」から「自ら学ぶ」へ、と立体的かつ多様な学びの場を創出することを目指すキャンパス整備が行われました。

特にグループワークを中心とするPBL※に代表される「新しい学びの実践」を快適に実現する環境整備として、パナソニックが提供する最新のキャンパスICTシステムを導入いただきました。

※PBL(Project Based Learning)とは グループで、ある課題の解決策を検討・提案する課題解決型学習のこと。

大阪いばらきキャンパス
A棟東面を望む風景。

概要と特徴

キャンパス全域をラーニングプレイスとして位置づけており、いたる場所でグループでの話し合いや学習ができる居場所を作っています。なかでも、コンコースと呼ぶ広い廊下の空間にもエクスプレスPCや印刷環境などの情報機器をそろえて場所の制約を解き放っています。

また、特定の機能を有するコモンズ「Commons」を各所に配置し、学生が自然かつ身近にICTを利用できる環境を設けています。

○ICT-Lab.(コモンズ事例)・・・写真A,B
高スペックのデスクトップPCを配置し、ICTを活用した映像等の編集といった「作り込み」の為の空間です。3つのブースでは部屋を貸し切りグループワークや作業を行うことも出来ます。

○ノートPC貸出ロッカー・・・写真C,D,E
学生証(ICカード)を使用し、学生自身でノートPCの貸出・返却処理を行えます。キャンパス全体に無線LANが整備されている為、ノートPCをキャンパス内のどこへでも持ち運び、利用することが可能です。ノートPCにはモバイル利用に最適な堅牢性の高いパナソニックの「レッツノート」をご採用頂きました。
更に、ノートPC貸出ロッカーは機器貸出管理システムと連携しており、いつ・誰に・何を貸しているかを職員の方が一目で把握することも可能です。

A. ICT-Lab.
B. 個室ブース
C. ノートPC貸出ロッカー
D. 学生が自由に利用可能。
E. 学生証(ICカード)でID認証。

○ピア・ラーニングルーム「ぴあら」(コモンズ事例)・・・写真F,G
「ぴあら」は、仲間(ピア:Peer)と共に創造的な学びのスタイルを身に付けることができる空間で、図書館内に設置されています。パソコンや大型ディスプレイを活用してグループでの情報共有、発表準備等をすることができます。

教室の環境も、あらたな学びのスタイルを実践できる場所として、従来キャンパスにはなかったタイプの教室を整備しています。

○ラーニングスタジオ・・・写真H,I,J
ゼミ教室の2倍の広さを有し、ゆったりした空間を生かして、アクティブラーニング※等、利用者の用途やスタイルに応じて自由にレイアウトできる教室です。壁面にはホワイトボードを備え、机、椅子はもちろん、教卓や短焦点プロジェクター、電子黒板等のAV機器も全て可動式で、先生や学生がスタイルに合うように自由にレイアウトできます。

※アクティブラーニングとは 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動的な学習への参加を取り入れた教授・学習法の総称。

F. ピア・ラーニングルーム「ぴあら」
G. グループ毎に活用できる大型ディスプレイ。
H. ラーニングスタジオ
I. 自由にレイアウトを変更できる。
J. 座布団の利用も可能。

○アクティブラーニングシアター・・・写真K,L,M
100名以上の大人数でアクティブラーニングを行うという挑戦的なコンセプトの教室です。高輝度のプロジェクター1台および短焦点のプロジェクター12台が壁面に投映出来るように設置されています。稼動式の机と椅子を自由に組み合わせることで、多目的スペースとして活用できます。

○コロキウム・・・写真N,O,P
前方中央の平土間部分にある、可動式の机・椅子を囲むように馬蹄型の固定席を設けた全く新しいコンセプトのスタジアム型の教室です。教室前方、両サイドに計4台のプロジェクターと2台の電子黒板が設置され、どの席からも同じ条件で提示資料を見ることが可能です。アクティブラーニング等、複数グループでのグループワークや、チームで入れ替わりながら議論をするといった活用方法が期待されています。

K. アクティブラーニングシアター
L. AV操作卓を教室中央に設置。
M.バックヤードのAV機器ラック。
N. コロキウム
O. プロジェクターは個別運用も可能。
P. 教室後方に同時通訳ブースも完備。

○大・中教室AV設備 15教室・・・写真Q,R,S,T
全ての教室にプロジェクターやディスプレイ、板書カメラ、AV操作卓を設置。板書カメラで講師の映像をディスプレイに拡大表示させる等、学生が教室のどの席に座っても同じ条件で授業が受けられるようにシステム設計がされています。AV操作卓は既存キャンパスとの操作性の統一に配慮しながらも、新機能が追加され、教員や学生による幅広い活用が期待されています。

○ゼミ・セミナールーム 85教室・・・写真U,V
各教室に電子黒板、書画カメラ、高さ調節が可能なAV操作卓等が設置されています。

Q. 500名収容の大教室。
R. 設置されたプロジェクター。
S. AV操作卓
T. タッチパネル式のシステムコントローラ。
U. ゼミ・セミナールーム
V. AV操作卓

ご担当者の声

立命館大学 情報システム部 倉科健吾 様

かつて大学は最先端の設備を備えた場所でしたが、メールサービスやコミュニケーションツールなどクラウドサービスが急速に広がるなかで、近年は大学が世の中より遅れ始めているのではという懸念をいただいています。そのため、社会の変化に対応できるICT環境の整備のあり方が大きな課題となっています。

一方で、スマートフォンの普及により、学生たちは小型デバイスやソーシャルメディアの活用に非常に慣れています。一方でPCを使って資料を作成したり、長い文章を書いたり、プレゼンテーションを行ったりといった社会に出てから必要な技術、知識はトレーニングが必要です。それらを学び、実践できる環境づくりが、このキャンパスの目的の一つでもあります。

また、多様な学びのスタイルで活用できるよう、授業を受ける場所、グループで学習する場所、発表する場所、じっくり自学習できる場所、そして息を抜く場所といった具合に、場所ごとに学びのプロセスが踏めるような仕組みづくりを行っています。

ICT分野は変化の大きな領域ですが、今後もその流れに追従しながら環境整備を進めていきたいと考えています。新キャンパスはその第一段階であり、この場所を活用することで、新しい課題や可能性が見えてくるでしょう。それらを吸い上げながら改善を重ね、既存のキャンパスにも波及させていきたいと考えています。

大阪いばらきキャンパスの整備は本学にとって、近年最大のプロジェクトでありスケジュールも非常に厳しいものでした。パナソニックさんには、既存キャンパスに常駐頂いているフィールドサポートの方々によるノウハウの蓄積を踏まえ、計画の初期段階から様々なアイデアやご提案を頂きました。提案からシステム設計、納入・設置作業に至る一連の流れの中で、営業・SE・施工・フィールドサポート等たくさんのプロジェクトメンバーの方にトータルでサポートを頂きました。皆様のご支援のおかげで無事にキャンパス開設にこぎつけることができました。

このキャンパスでの新たな展開は、本学でもこれまでの考えを改めたゲームチェンジャーとしてのインパクトがあります。運用が始まってからも、新しい文化が生まれてきた実感があります。今後見えてくるであろう新しい課題や可能性の追求にあたり、また色々なご提案を頂けたらと考えています。

立命館大学
情報システム部 倉科健吾 様

主な納入機器 ソリューション

  • プロジェクター
  • ディスプレイ
  • ノートPC
  • その他キャンパスICTシステム