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SCM領域におけるSaaS型業務アプリケーション群

現場最適化ソリューション

現場の業務プロセスを改善しサプライチェーンマネジメントにおける経営課題解決をご支援します。

概要

サプライチェーンにおいては、需要の急激な変化、消費行動の変化、それに伴う物流量の増加などが顕在化されており、SCM改革・再構築が不可欠となっています。しかし、サプライチェーンの現場には次の3つの大きな課題があり、SCM改革・再構築が進んでおりません。

  • 作業に潜む課題の特定が難しい
  • 待つ・迷う時間の発生
  • 各業務プロセスに標準・基準値がない

現場最適化ソリューションは、これらのサプライチェーンの現場課題解決に向けて、100年以上にわたり製造の現場で改善を積みかさねてきたパナソニックの知見・ノウハウとAIを活用したソリューションです。AI画像認識・センシングなどのテクノロジーとソフトウェアによるDXで現場を可視化し、インダストリアルエンジニアリングによる現場の業務プロセス改革でサプライチェーンマネジメントの課題を解決し、お客様の経営に貢献します。

ソリューションを支える強み

長年製造現場で培ってきた知見・ノウハウを活かすインダストリアルエンジニアリング(IE)

インダストリアルエンジニアリング(IE)は、主に製造現場で生産管理を最適化するために、ムリ・ムラ・ムダを発見し、カイゼンに取り組むことで生産性の向上・収益の向上を行なう手法です。
当社のIEは、製造業として100年以上にわたり多くの失敗と成功を繰り返し蓄積してきた知見とノウハウを活かした現場の最適化オペレーションです。この蓄積してきたノウハウをデジタル化してAIに組み込むことで、さまざまな作業に応用できるようになり、外部要因により作業変動が起こりやすい物流と流通の現場においても活用し最適化が行えます。


IEを活用し当社物流現場の生産性を大幅に向上

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IEを取り入れ継続的にプロセス改善を行い、現場作業の生産性向上や作業コスト削減の実績があります。

業務プロセスを分解し教師データとして学んだAIを活用

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製造業として長年蓄積してきたさまざまな作業現場プロセスを緻密に分解し教師データとして学ばせたAIを活用し、作業者の動作と照合して改善箇所をフィードバックします。



画像認識・センシング技術を駆使し現場のプロセスを可視化

さまざまな現場で実績があるパナソニックの画像認識・センシング技術を駆使し、作業員の動線や動作、また、モノの移動など、現場全体の状況をデジタル化し、現場プロセス全体を可視化することで、AIによるプロセス最適化を実施し、課題の素早い発見と改善に貢献します。


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ソリューション

現場最適化ソリューションは、「最適化アプリケーション群」と「可視化アプリケーション群」の二つを組み合わせて構成します。

  • 最適化アプリケーション群:最適な計画を作成します
  • 可視化アプリケーション群:現場情報をデータ化し容易な分析が行えるように見える化します

それぞれの現場で行われている作業の状態を、カメラやセンサーを使いセンシング技術でデータ化したものを可視化アプリケーションで現場の実績を見える化し、それを分析して最適化アプリケーションで計画して実行します。

画像:現場最適化ソリューション概要

物流における現場最適化ソリューション

計画・実行を行う最適化アプリケーション群からシフト最適化、庫内最適化、輸配送最適化と、現場の作業をデータ化する可視化アプリケーション群からAI画像処理作業可視化、在庫可視化、動線分析、配送見える化の各アプリケーションをお客様の現場課題に合わせて選択し組み合わせてご提供します。


画像:物流における現場最適化ソリューション

最適化アプリケーション群一覧表

名称 機能 備考
シフト最適化 荷量・業務量予測と連動した最適な作業計画と人の勤務条件・保有スキルを考慮した、平準化されたシフト計画を自動作成
庫内最適化 荷物の入庫・保管・仕分け・出荷等のオペレーションと、庫内の作業者のシフト計画と、輸配送計画を同期させ、最適な庫内オペレーションを実現 2022年度中に提供開始予定
輸配送最適化 ・荷量予測や積載量、配送先制約(時間・距離)などのパラメータを元に最適な輸配送計画を策定
・独自の速度データベースと過去実績を組み合わせ、AIによる精度の高いトラックの到着予測を実現

可視化アプリケーション群一覧表

名称 機能 備考
AI画像処理作業可視化 画像認識・センシング技術で取得した庫内業務の画像をAIで処理することにより、自動で作業単位に分解し作業実績(作業内容・時間)を可視化 利用する場合カメラが必要
2022年度中に提供開始予定
在庫可視化 在庫の回転率を可視化し、出荷頻度等を考慮した在庫ロケーション管理により作業の効率化と適正在庫オペレーションを実現 2022年度中に提供開始予定
動線分析 ・画像認識技術で取得した庫内の作業動線をAIで処理することにより、自動で人やフォークリフトなどの移動のムダを抽出し、最適なレイアウト設計をサポート
・モニタリングにより継続的にムダを抽出することにより、常に最適なレイアウトによるオペレーションを維持
利用する場合カメラが必要
配送見える化 ・専用端末に依存せず、スマートフォン (iOS,Android)で動態管理、実績収集が可能
・動態管理だけでなく、積荷・荷下・検品等含めた、作業実績の収集が可能

活用シーン

画像:物流における現場最適化ソリューション活用シーン

倉庫内では、入庫、ピッキング、仕分け、積み込みなど入庫から配送までの間に様々な作業がありますが、それぞれのタイミングが連携されていないために、荷物の滞留が発生し、作業の待ち時間など非付加価値業務が発生します。

物流における現場最適化ソリューションは、荷主からの出荷情報を輸配送最適化に入力するとこにより、総荷量と荷物の到着予測を割り出し、この情報を元にシフト最適化が各庫内作業者のシフトを計画します。さらに、輸送計画と組み合わせることにより、庫内作業と輸送に関する動態管理を連動させた輸送最適化を実現します。このように、最適なオペレーションに紐づいたスタッフの作業、設備稼働、およびトラックのオペレーションを計画し作業を同期することが可能となり、生産性の向上と非付加価値業務を削減しコスト削減を実現します。




流通における現場最適化ソリューション

実行・計画を行う最適化アプリケーション群からシフト最適化、在庫最適化、配送最適化と、現場の作業をデータ化する可視化アプリケーション群からAI画像処理作業可視化、在庫可視化、動線分析、来店客可視化、棚可視化の各アプリケーションをお客様の現場課題に合わせて選択し組み合わせてご提供します。


画像:流通における現場最適化ソリューション

最適化アプリケーション群一覧表
名称 機能 備考
シフト最適化 AIを活用した来店客予測や、需要予測に基づいた商品発注量店舗内の品出し点数等をもとに、最適な作業計画と人の勤務条件・保有スキルを考慮し、平準化されたシフト計画を自動作成
在庫最適化 在庫可視化のデータをもとに、適正在庫を維持する業務をアシスト
配送最適化 ・荷量予測や積載量、配送先制約(時間・距離・ルート)などのパラメータを元に最適な配送計画を策定
・独自の速度データベースと過去実績を組み合わせ、AIによる精度の高いトラックの到着予測を実現
・ドライバー・管理者間で運行情報を共有

可視化アプリケーション群一覧表
名称 機能 備考
AI画像処理作業可視化 画像認識・センシング技術で取得したバックルームの業務の画像をAIで処理することにより、自動で作業単位に分解し作業実績(作業内容・時間)を可視化 利用する場合カメラが必要
2022年度中に提供開始予定
在庫可視化 バックルームの在庫(商品、個数、回転数)を可視化して業務に最適な在庫のロケーションを管理
動線分析 画像認識技術で取得した複数カメラにまたがる来店客の店内における買い物動線をAIで処理することにより、棚の立ち寄り状況を可視化 利用する場合カメラが必要
来店客可視化 ・画像認識技術で取得した来店客映像をAIで処理することにより、自動で来店客の人数や属性(性別・年代)を可視化
・店舗内の棚前滞留や通過人数をヒートマップで表示
既設の防犯カメラを活用可能
棚可視化 ・画像解析を活用して商品棚(冷蔵ショーケース)の陳列状況を可視化
・欠品アラートを通知することで機会損失を防止
・蓄積データの分析で発注計画へ反映
利用する場合カメラが必要
2022年度中に提供開始予定

活用シーン

画像:流通における現場最適化ソリューション活用シーン

流通では、店舗の在庫状況などが把握されていないことから、過剰発注、廃棄ロス、在庫切れによる販売機会損失などが起こっています。また、それらの課題への対応から店舗従業員の負担が増え、適切なタイミングで作業ができなくなっています。

流通における現場最適化ソリューションは、バックルームではAI画像処理作業可視化でスタッフ作業内容のデータ収集と在庫可視化で在庫状況を把握、また店頭では棚可視化により棚在庫の状況もタイムリーに把握し、これらの情報をシフト最適化に入力することでシフト計画の精度を上げて適切なタイミングで品出し指示が可能になります。このように、計画に基づいた人員配置と、タイムリーな在庫状況の把握が可能となり、廃棄ロスの削減や、適切なタイミングの品出しによる機会損失低減を実現します。

導入プロセス

パナソニックの現場最適化ソリューションは、製造・物流・流通においてお客様の作業現場をデジタルで定量的に把握し、標準化に向けての仮説検証を通して、最適なエッジデバイスやソフトウェアを使いながら作業プロセスの改善を行ないます。また、改善状況を自動解析し、さらに改善を繰り返すサイクルを運用し、お客様の現場プロセスを持続的に改善することで経営に貢献いたします。


画像:現場最適化ソリューション導入プロセス

当社取り組みのご紹介

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パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 彩都パーツセンター

物流現場作業の生産性を大幅に向上

「物流業務」にインダストリアルエンジニアリングを取り入れ継続的にプロセスを改善することで現場作業を改善

関連ソリューション

Blue Yonderと目指すオートノマスサプライチェーン


パナソニックの強みであるエッジデバイス・センシング・ロボティクスなどで現場の重要なデータを吸い上げ、お取引先やサードパーティーの外部データとも掛け合わせて、最終的にBlue Yonderのアプリケーションレイヤーで、機械学習を応用して状況変化をリアルタイムに分析し、その状況に基づいた適切な判断を現場にフィードバックすることで、お取引先など関係する企業間を連携してプロセスの自動化・自律化を推進します。

詳しくはこちら

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