立命館中学校・高等学校様

教室AVシステム
新キャンパスの開校に伴い、全教室にICTシステムを導入。

立命館中学校・高等学校様は、「新しい価値を創造し、未来に貢献できる人を育てる学校づくり」を目指して、さまざまな教育改革とともに、キャンパス移転計画を進めてこられました。そして2014年9月、京都市伏見区から長岡京市へ中学校・高等学校の校舎を移転されました。新キャンパスでは全教室にAVシステムを完備。プロジェクターやディスプレイといった表示機器のほか、教卓やラックなどの操作部から各種機器の制御にいたるまで、パナソニックのシステムをご導入いただきました。


導入の背景

新しいキャンパスでは、「学びのコミュニティ」をテーマに、小学校との連携、立命館大学BKC環境の統合をはじめ、サイエンス研究プログラムやグローバル展開プログラムの充実が図られています。特に、立命館小学校からの4-4-4制の系統的カリキュラム、文科省SSH(Super Science High school)およびSGH(Super Global High school)の指定による特色教育、地理的優位性を活かした立命館大学との接続教育の推進を目指されています。
校舎全体の延べ床面積は38927m²で、これまでの校舎の1.4倍に拡大されました。校舎棟1階の中央に図書館、ICT、プレゼンシステムを一体化させたメディアセンターを設置。読書、メディア検索、創作活動、発表活動など総合的な学習が展開できる環境が整備されたほか、すべての教室をネットワークでつなぐなど、新たなICT教育を推進されています。

写真:立命館中学校・高等学校正門
立命館中学校・高等学校正門
上野公園でのイベント「こんにちは! シャンシャンまつり」
キャンパス中央にあるアトリウムとメディアセンターが一体化。

概要と特徴

・ホームルーム教室65教室
全65教室の教卓には各教室専用のタブレットが設置され、ネットワークおよび各端末にてシステムの一括操作が行えるようになっています。先生方はシステムにログインすることで、あらかじめ教員室からアップロードしておいたネットワーク上の教材を引き出し、電子ボード機能を持ったプロジェクターにより、スライドや動画を見せながら授業をされています。またAVラック上に設置した教材提示装置により、その場で教材を投影することも可能です。

・特別教室(生物、地学、物理、美術ほか)19教室
ホームルーム教室と同様の設備を備え、各教科の先生方が簡単な操作で機器を活用できるようになっています。

写真:ホームルーム教室
ホームルーム教室
写真:AVラック
AVラック
写真:専用のタブレットでシステムの一括操作が行える
専用のタブレットでシステムの一括操作が行える。
写真:特別教室(理科)
特別教室(理科)
写真:実物投影器で対象物をディスプレイに拡大表示
実物投影器で対象物をディスプレイに拡大表示。
写真:実物投影器
実物投影器

・情報関連教室5教室
4つのメディアラボでは主に情報の授業が行われています。そのほか、英語や音楽などの科目で年間活用も実施されています。アクティブラーニングラボにはタブレットPCが配置され、無線LANによって授業が展開されています。教室の利用にあたっては、ネット予約が導入されています。

・TV会議対応のプレゼンテーションルーム、国際レセプションルーム、大会議室
プレゼンテーションルームや国際レセプションルーム、大会議室にはパナソニック製のプロジェクター、およびディスプレイが導入されました。それぞれ2画面を設けてテレビ会議に対応しています。国際レセプションルームは主に立命館学園全体を繋いでのテレビ会議に活用されています。ここはゲストルームとしても使われており円卓が採用されています。

写真:TV会議対応のプレゼンテーション ルーム
TV会議対応のプレゼンテーション ルーム。
写真:AV操作卓
AV操作卓
写真:天井に設置されたプロジェクター
天井に設置されたプロジェクター。
写真:TV会議対応の国際レセプションル ーム
TV会議対応の国際レセプションル ーム。
写真:天井に設置されたプロジェクター
天井に設置されたプロジェクター。
投影する映像の切替はタブレットで簡単に操作できる
投影する映像の切替はタブレットで簡単に操作できる。

フォーラムやカフェテリア、アトリウム、サイエンスデッキの各所には大画面の映像を投影できるプロジェクターが設置され、大ホールの催しを中継したり、学園祭の催しなどに活用されています。

1階のフォーラム(オープンスペース)
1階のフォーラム(オープンスペース)。
大画面映像の投影が可能
大画面映像の投影が可能。
天井に設置されたプロジェクター
天井に設置されたプロジェクター。

立命館中学校・高等学校
副校長 文田明良 様

以前の校舎では電子ボードが中学の教室にのみ設置され、また先生方はその都度 PCを繋いで教材を提示しなければなりませんでした。新校舎ではすべての教室にタブレットPCを配置し、これらをネットワークに繋いでいます。教卓のタブレットは簡単に操作できますし、すべて同じ環境になっていますので、どの教室でも戸惑うことはありません。事前に使い方のレクチャーを3回開催したこともあり、どの教科の授業でも活発に利用されています。白板を使っての授業とPCからの投影をストレスなく切り替えられるので、子どもたちの集中も途切れることがありません。
また生徒も各自アカウントを持っていますので、放課後にホームルーム教室で文化祭の準備などに活用したり、プレゼンテーションルームなどで生徒会活動や修学旅行の事前学習などにも利用しています。
そのほかマルチビジョンやディスプレイを各所に設置しましたので、生徒や来校者に対して、また教職員間の情報共有にも役立てています。エントランスホールのマルチビジョンでは、イベントの案内や各委員会の取り組みなど、生徒たちが独自に制作した映像を放映してほしいといった声もよく寄せてきます。 今回の新校舎開校によってハード面が整いましたので、今後はソフト面に力を入れていかなければならないと考えています。20年後、30年後にはいまの子どもたちが社会を担います。日本のみならず世界で果たす役割も見据えながら、それぞれが自分のやるべきことを見つけられるよう、自主性を育てる教育活動を推進していきたいと考えています。

写真:立命館中学校・高等学校 副校長 文田明良 様
立命館中学校・高等学校 副校長
文田明良 様

主な納入機器 ソリューション

  • プロジェクター
  • ディスプレイ
  • その他