概要

溶接条件の基本設定は溶接そのものの品質を上げるためにとても重要です。こちらでは基本的な溶接条件設定に関して簡単にまとめています。詳細は溶接手帳に掲載しておりますので、そちらも併せてご確認ください。

溶接手帳のダウンロードはこちら



溶接条件の基本

溶接電流・電圧の調整について

電流を調整することでワイヤの送給量が変化します。電流を上げるとワイヤの送給量は上がり、電流を下げると送給量は下がります。
電圧を調整することで、対象の母材を溶かす力が変化します。


溶接電流・電圧が低い場合の画像

電流・電圧が低い場合

溶着金属量が少なくなり、ビード幅も狭くなる

溶接電流・電圧が高い場合の画像

電流・電圧が高い場合

溶着金属量が多くなり、ビード幅が広くなる。入熱が上がることで溶け込みも深くなる




溶接電圧の調整

電圧を調整することでアーク長が変動し、母材そのものを溶かす力が変化します。電圧を調整することにより、ビードの幅や形が変化します。
電圧を上げるとビード幅が広くなり、電圧を下げるとビード幅は狭くなります。


溶接電圧が低い場合の画像

電圧が低い場合

溶け込みが深くなり、ビード幅が狭くなる。ビード余盛が電圧が高い場合に比べ高くなる
※赤破線は右写真ビードとの比較

溶接電圧が高い場合の画像

電圧が高い場合

溶け込みが浅くなり、ビード幅は広くなる。ビード余盛は低く、表面はフラットな外観




溶接速度の調整

速度のみを変化させた場合、ワイヤの送給量が変化しないため、母材への入熱と溶着金属量が変動します。
 


溶接速度が遅い場合の画像

速度が遅い場合

  • 溶着金属量が多くなる
  • 溶け込みが深くなる
溶接速度が速い場合の画像

速度が速い場合

  • 溶着金属量が少なくなる
  • 溶け込みが浅くなる



ワイヤ突き出し長さの変化による影響

チップ先端から母材までの距離に応じた変化をまとめています。


電圧の変化によるアーク現象の変化



電圧の変化によるアーク現象の変化

電圧の変化に応じたそれぞれの変化ポイントをまとめています。


電圧の変化によるアーク現象


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