現場センシングソリューション
私たちがサステイナブルな未来を手に入れられるかどうか。
そのすべては 「現場」の課題解決にかかっています。
人やモノ、そして情報が動くそれぞれの「現場」は、技術の進化、人手不足、ニューノーマル時代への対応など様々な経営環境の変化により、課題が山積しています。 この課題を解決する鍵が「現場の見える化」、つまり「現場センシング」です。 パナソニックの「現場センシングソリューション」は、 「家電のDNAを生かした直感的なユーザビリティ」 「お客様の現場に寄り添い、解決策を共創する文化」「AIを駆使した世界最高水準の顔認証技術※1と運用実績」 で、お客様の「現場」にある課題を可視化し、現場プロセスの改革を力強く推進します。
様々なパートナーとともに、多様な「現場」に寄り添うことで、お客様そして社会の課題を解決し、A Better Life, A Better Worldを実現します。
ニュース
社会インフラを支え続けた60年以上の歴史
パナソニックは、監視カメラや認証機器と言った高性能なデバイス事業、それらを活用しシステム化したセンシング事業、近年では、顔認証機器・システムの事業展開を通じ、60年以上にわたり、社会課題の解決に取り組んでまいりました。
パナソニックの強み
1. 家電のDNAを生かした直感的なユーザビリティ
パナソニックは長年コンシューマー向け製品を発売してきました。それらの製品は、暮らしの中で無理なく使えるように、人々の行動を分析し製品の高さや操作する角度などを計算したデザインとなっています。多くの人に使われる人にやさしいデザインの考え方をB2B製品にも取り入れています。
2. お客様の現場に寄り添い、解決策を共創する文化
お客様のお困りごとは現場によりそれぞれ異なります。パナソニックは、一つ一つのお困りごとに真摯に向き合い、当社の持つノウハウと技術力を活かし、お客様と共により最適なソリューションをご提案します。
3. AIを駆使した世界最高水準の顔認証技術※1と運用実績
ディープラーニングを応用した顔認証は、米国政府機関のNIST(米国国立標準技術研究所)において、世界最高水準の評価を得ており、この顔認証を搭載したソリューションが、空港・テーマーパーク・オフィス・商業施設とさまざまな場所に導入され、毎日10万人※2の顔認証の運用実績を持ちます。
4. 高機能エッジデバイス
センシングに使うエッジデバイスは、高精度なセンシングデータを取得するための“目”として重要な役割をもっています。セキュリティカメラをはじめとする、エッジデバイス側にアプリケーションを導入することで、例えばエッジデバイス内で次のような機能が実装できるようになり、回線コスト軽減・サーバ負荷の分散化・セキュリティリスクの軽減といった、システムライフライクル全体の付加価値を提供いたします。
- 文字認識を行い、結果データだけを送信する
- 不要なプライバシー情報を端末内で削除する
- 異常事象を検知しアラームをあげる
※パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社の製品を活用
5. 使いやすさを追求するUXデザイン哲学
パナソニックには「フューチャークラフト・未来を丁寧に創りつづける」というデザインフィロソフィがあります。デザインセンターでは、その哲学をベースに、サービス、コンテンツ、プロダクトの3つのデザイン部門がそれぞれ専門性を活かしながら連携し、「100年にわたり製造業として培ってきたノウハウ」や「家電のDNAを生かした直感的ユーザビリティ」を実現しています。そしてこの強みはセンシングソリューションのプロダクトやサービスにも生かしています。
デザインフィロソフィー
デザインセンター
- 100年にわたり製造業として培ってきたノウハウ
- 家電のDNAを生かした直感的ユーザビリティ
AI画像センシング技術
1. 学習データを自動生成するデータオーグメンテーション技術
希少なサンプル画像から独自技術により学習データを生成
AI・ディープラーニングの活用には、お客様の現場の特性や用途に応じた、膨大な学習データが必要になります。しかしながら、現場センシングで必要となるデータ、例えば、異常事象や環境によって発生するイレギュラーな外乱といったデータは、データそのものが希少であることが課題となります。
それに対し、当社は、学習データを自動生成する独自の技術を構築しており、お客様の目的にあったセンシングソリューションを、よりスピーディーに提供することが可能です。
AI機能の高精度化を実現
顔認証
マスク・メガネへの対応や、子供・お年寄りを識別
一般物体認識
対象物の自動検知や、商品認識など、予め学習させた対象を識別
行動解析・認識
異常行動・音検知(うろつき・置去・異音 等)や、時系列動作認識
2. マルチモーダルセンシング技術
視覚的に区別困難な事象部分を、異なる認証技術で補完
複数のAI機能を組み合わせて補完し合うことで、精度の向上・機能実現をはかる、マルチモーダルセンシングに取り組んでおります。例えば、画像による異常検知と、音による異常検知を組み合わせることで、設備の状態をより正確に把握することが可能となります。
これらのAI技術の進化により、より多くの現場のお困りごとを解決するソリューションをスピーディーに提供いたします。
画像センシング
音・属性・位置センシング
画像認識 × 他非接触センシング技術
快適オフィス空間
スマート入退や、在席検知
点検ソリューション
異常音検知や、在庫状況確認
現場センシングソリューションのお役立ち
パナソニックの「現場センシングソリューション」は、高性能で使いやすいエッジデバイスと、世界最高水準の顔認証技術※1と画像解析を中心としたセンシング技術を融合し、お客様の「現場課題の見える化」や「現場での対応の効率化をサポート」してまいります。また、ソリューション提案、構築から、システム開発、アフターサービスまでEnd-to-Endのソリューションを提供し、お客様の現場に寄り添い、お客様と共にその経営課題の解決を目指します。
駅
利用者
混雑状況をチェック
駅員
転落をサイレンで通知
道路
利用者
安心・安全・快適な走行
道路管理者
異常走行車両検知
オフィス
利用者
顔認証による簡単入退出
オフィス管理者
顔認証による厳重な管理
店舗
利用者
顔認証による素早い決済
店舗スタッフ
物体検知による在庫管理
事例・実証実験
現場センシングソリューションの導入事例や実証実験をご紹介します。
お客様・パートナーとの共創
お客様との共創を通じて、お客様の現場課題を解決する最適なソリューションを最速でご提供するよう、パートナー企業とも連携し開発を推進してまいります。
パナソニックの顔認証技術をご活用いただける顔認証クラウドサービス パートナープログラムを用意し、一緒に共創いただけるパートナー企業を募集しています。
現場センシングソリューションを支えるラインアップ
関連リンク
※1 2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report、IJB -A Face Identification Challenge Performance Report)における評価点において
※2 2020年1月当社調べ